朝日新聞の記事（2017年8月8日12時00分「菅長官『ルールに基づいている』加計発言の議事録不記載」）によると、「政府が公開した国家戦略特区ワーキンググループ（八田達夫座長）の議事要旨に学校法人・加計（かけ）学園の幹部らの発言が記載されなかった問題をめぐり、菅義偉官房長官は８日午前の記者会見で、『ルールに基づき行っている』と述べ、問題はないとの認識を示した」そうだ。

この人、都議選の結果を受けて「丁寧に説明する」などと述べていたのではなかったか。しかし、この発言を見る限り、何も変わっていない。岩盤規制は、不文律も含め、ルールに基づいて行われているはずだ。それを壊すと言う一方で、妥当性の疑わしい「ルール」に従っているから問題ないというのは自己矛盾だろう。

（説明）補助者だから議事要旨に記載の必要はないというのは、筋が通らない。今治市の補助者なら今治市の発言として記載すべきだろうし、ＷＧが直接補助者に尋ねたのなら、その必要があったのであろうから、当然、記載すべきだ。

• 憲法の規定を、大方の憲法学者の意見を無視して、都合よく解釈する
• 放送法の規定を、法令解釈の通説に反して、都合よく解釈する
• 発言で用いた言葉の意味を、辞書の記述に反して、閣議決定する
• 自分の発言中は野次を飛ばすなという一方で、自らも野次を飛ばす
• 下品な言葉を使うと批判しておいて、自分も同じ言葉を使っていた

この人たちの自己矛盾・論理矛盾は果てしない。